ホテル・旅館を開業する方も商標登録を!!

商標の世界にサービスマークという言葉があります。これは、商品の商標サービスの商標を区別する時に使うコトバなのですが、むかしは、サービスに関する商標は特許庁に登録することは出来ませんでした。しかし、1992年4月1日から出願を受付け始め、サービスの商標も登録が可能となりました。

サービスと言っても色々なサービスがありますが、今回取り上げるのはホテル(旅館)です。あそこのホテルはサービスがいい、と言った場合は、食事だったり、接客態度のようなホスピタリティ等があると思います。ホテルのブランドっていうとやっぱりホテル名や旅館名だったりするのかな、、と思って調べてみました。

どうせ調ベるのだったら、業界で有名なところ、ビジネスがとても上手く行ってるところがいいな、と思って旬刊旅行新聞さんの「第44回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」 総合トップ10からピックアップしました。題して『オレ的いつか泊まってみたい宿ベストファイブ』です。

加賀屋(石川県)登録5772728

やっぱり加賀屋さんはハズせないですよねー。行ったことないけど聞いたことがありますし、ランキングでも1位でした。なんかテレビ東京さんの番組で特集してたのも見たことがあります。

特別な旅行、結婚前の家族旅行などでいくと素敵な思い出が作れそうなイメージがあります。本家ではないけど、台湾に駐在してた時に台北の加賀屋はMRT(電車みたいなの)の駅から近くて、行きやすそうだったので日帰りの温泉に浸かりに行こうかなと思ったことあって、前を通り過ぎたけど本家のブランド力にビビって行かなかったような記憶があります。

ちなみに、上記の商標の権利者は株式会社加賀屋さんで、他にも複数の登録商標をお持ちです。

Googleの地図では海の上を指してるように見えますが、海が近いんですよね。

稲取銀水荘(静岡県)登録3166325

次は、いなとりぎんすいそう、さんです。稲取という所が地名ですね。温泉がたくさん出て、温泉宿もいっぱいあるみたいです。静岡には同じく有名な温泉地である伊東もありますが、トップ10に入っているのはココだけですし、もてなし部門では、なんとトップですよ、イチバーン! (平成生まれのかたは元ネタしってます?)

要チェックです。上記の商標の権利者は株式会社ホテル銀水荘さんです。こちらも海が近いですね。伊豆半島の東側ですから、面してる海は太平洋か。

白玉の湯泉慶・華鳳(新潟県)登録5026077・登録5171338

紹介する前に先ず読みを確認します。かほう、さんです。上記、商標の権利者は株式会社ホテル泉慶さんです。所在地である月岡温泉には泉慶さんという所もあるんですよね。ホームページの紹介のところに「プロが選ぶ日本の旅館100選で全国2位 」とありました。

あれ、これは、、、白玉のトウセンケイという一つの言葉ではなくて、白玉の湯センケイと白玉の湯カホウが別々にある、ということですね。ということで、泉慶さんの商標も追加しましょうね(登録5026077)。

何言ってるかわからないかと思いますが、先にタイトル(文字)をランキングで見てて、このテキスト文章を書いたその後に商標を確認したので、こんな感じの文章になってます。場所も近いので埋め込み地図は一個で、だいたいの場所が分かればオッケーですね。

どっちに泊まるか迷います。ディズニーリゾートに行って、ランドに行くかシーに行くか的な感じがあったりするのでしょうか?

草津白根観光ホテル櫻井(群馬県)登録3108637

群馬の草津温泉、ホテル櫻井さんです。やっと行ったことある温泉地が出てきました。東京の親戚のところで法事があって両親が上京した時に、ついでに草津の温泉宿を予約しておいて「ちょっと用事がありますので、我々はこれで、、、」と行って途中で抜けて両親を連れていったことがありました。

ホテル櫻井さん所じゃなかったですけど、湯畑っていうんですか、ザ・温泉って感じで、両親も喜んでくれて良かったです。ベスト100に入ってる草津温泉のホテル・旅館はここダケです。ここも要チェックです。

なお、上記商標の権利者は株式会社草津白根観光ホテル桜井さんです。

指宿白水館(鹿児島県)登録3102989

最後に紹介するのは、鹿児島の指宿(いぶすき)にある、はくすいかん、さんです。指宿って初見では絶対読めない漢字ですよね。イブスキ、なんか強そう。

同じ指宿温泉で、ベスト10にもう一つ「いぶすき秀水園」さんがランクインしてるんですよね。トップテン中、西日本で入っているのは鹿児島県のとこだけですよ。どれも普通の宿とはやっぱりサービスが違うんでしょうか?いつか行くのが楽しみです。

ム、鹿児島でもかなり半島の先っぽの方ですね。ゲームでもこういう所(半島の先)とかレアアイテムがあったりしますし、温泉もいい所が多いのかなぁ。ちなみに、上記商標の権利者は株式会社指宿白水館さんです。

まとめ

紹介したホテル・旅館はどこも登録商標を持ってるんですね。え?登録商標持ってる宿だけ紹介したんじゃないかって? まぁ、それもあるんですがココで紹介したお宿はGoogleのレビュー数も多いですし、間違いなさそうですよね。

以下、営業です。
ホテルや旅館を開くにあたって商標登録は必須ではありません。でも以下の一つでも該当するようであれば登録の検討はする価値ありです。ホームページを開設する予定がある、メディアが取材に来たら受ける心づもりだ、SNSでウチのお店が紹介されるのは全然オッケー、宿泊ビジネスで成功したい、ウチの屋号はユニークで他に聞いたことのないような名前だ、アメニティーにホテルの名前が入ったものを使う予定だ等など。セージ弁理士事務所は初めて特許庁に手続きされる方には直接面談・オンライン面談にてお客様の要望を聞いてから手続きします。お問い合わせはコチラから。

By |2019-12-09T12:27:48+09:0011月 1st, 2019|